エルサレムへの旅の途上、イエスはエリコで一人の盲人と出会いました。この出来事から信仰について五つのポイントを教えられます。
①「聞く」ことが必要です。路上を行き交う人々の言葉から「ナザレのイエス」について
聞いたバルテマイは、大きな期待を抱いて主がその道を通るのを待っていました。主
への信仰を持つためにはまず「聞く」必要があります。日々聖書を開き、神の声を聞
いていますか。
②「求める」ことが必要です。人々に妨げられながらも、バルテマイは一心に主の名を叫 び求め続けました。いつどんな時も他に目を逸らさず、イエスだけに照準を合わせ、求
め続けていますか。
③「行動を起こす」ことが必要です。招かれた彼は飛び上がって喜び、古い生活の象徴で
ある上着を脱ぎ捨てて主のもとに急ぎました。「主は必ず私を変えてくる!」と先取
りの信仰を持っていたのです。その信仰の手こそが、まだ見えないものを確かに掴む
手となるのです。
④「告白する」ことが必要です。あえて求めを尋ねられた主に、彼は「目が見えるように
なることです」と希望の告白をしました。告白は信仰において重要な要素です。日々、 不信仰を告白していませんか。人は自分が信じて告白しているものを受け取っていくこ
とを覚え、聖書の神に根拠を置いた信仰告白をし続けましょう。
⑤「従う」ことが必要です。目を開かれた彼は、その自由を主に従うために用い、十字架
の主の跡を歩みました。信仰と従順はコインの裏表のごとく切り離せません。あなたの
ために十字架で死なれた真の救い主に感謝し、全生涯の間、真実に従い続けましょう。