1 サドカイ人は、ユダヤ上流階級の人々で構成されていた律法に厳格な宗派です。モー
セ五書しか認めず、非合理的な要素を退ける信仰姿勢を持っていました。復活を信じ
ない彼らは自分達の主張をイエスに認めさせようとして、極端なたとえの質問を投げ
かけてきました。
2 しかし、イエスは彼らが聖書と神の力について思い違いをしているとハッキリ指摘さ
れたのです。
①聖書についての思い違い→モーセ五書しか認めず後は切り捨てる態度でした。聖書
のみ言葉を100%神の言葉と信じて聴き、受け入れていますか。自分勝手に切り捨て
ていませんか。
②神の力についての思い違い→自分の頭、理性で受け入れられないことは信じようと
しない態度でした。あなたは自分の頭で理解できない、感情で納得できないと言っ
て、聖書の神を自分の考えに合わせて小さくしたり、反対に都合よく拡大解釈しては
いませんか。人知を越える神の偉大さを認め、素直な心で信じましょう。
3 復活を信じないサドカイ人に、イエスはモーセ五書から引用して、「アブラハム、イ
サク、ヤコブの神」という神の自己紹介には、神を信じて生きた者はこの世の生涯を
終えてもなお神の命に生かされるという恵みが示されていると教えました。この真の
神によって、人は死んでも生きるのです。生ける真の神はあなたの名前を呼び、あな
たと固く結びついて共に生きてくださるお方であると知っていますか。この世にあっ
て、またやがて行く天の御国においてもあなたに命を与え、生かしてくださる神を信
じて共に歩みましょう。