十字架が開いた道 マルコ15:33〜39

1 12時になった時、全地を暗闇が覆い、十字架のイエスもその闇の中に置かれました。これ

  は自然現象ではなく、神のなさった出来事です。旧約聖書において暗闇は神の裁きを象徴

  する言葉であり、主が今まさに全ての人の罪を背負って、その裁きを受けている事を示し

  ているのです。罪には、恐ろしい裁きが伴う事を知っていますか。


2 3時になった時、主は「わが神、わが神」と大声で叫びました。これまでイエスが父なる神を

  呼ぶ言葉は「アバ、父」であり、一度も「わが神」とは呼んでいません。でも、この時ばかり

  は違いました。十字架上で全ての人の罪を担い、罪そのものとなったイエスから、父なる

  神は御顔を隠しておられたからです。主は十字架で神から拒絶される苦しみを経験されま

  した。しかし、そのような主だからこそ、あなたの拒絶の悲しみ、苦しみを理解し、受け

  止められるのです。拒絶に対する恐れに縛られ、不自由な歩みをしていませんか。あなた

  を完全に受け入れ、赦し、解放してくださる主の慰めを受けましょう。


3 イエスが息を引き取った時、神殿の至聖所の幕が上から二つに裂けました。罪ある人間と

  聖い神との間にあった隔ての壁が完全に取り除かれたのです。十字架の主が、ご自身の命

  の代価をもって、全ての人の罪の清算を完全に成し遂げられたからです。この十字架によ

  り、信じるあなたと真の神は結びつけられ、共に生きる幸いが与えられたことを知ってい

  ますか。十字架のゆえに、最早神はあなたに沈黙されません。どんな時も全き信仰により

  神に近づき、神と共に歩みましょう。


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第二礼拝では、内川主任牧師より聖書のメッセージが語られています。