1 十字架で全ての人の罪を担ってイエスは絶命しました。それは、報告を受けた総督ピラト
を驚かせるほどに早い死で、非常に大きく、耐え難い苦痛をイエスがお受けになったとわ
かります。
2 安息日の始まりが迫る中、主の遺体の行く末が危ぶまれていました。その時、それまで隠
れクリスチャンだったアリマタヤのヨセフが表に現れ、ピラトに遺体の引き渡しを申し出
たのです。保身を考えるあまり信仰を公にできなかったヨセフを変えたのは、十字架のイ
エスです。彼の姿から二つのことを教えられます。①神はご自身の計画を進める上で必要
な時に幅広い人材を用いられます。⇒十字架に至る出来事の中でマリヤやシモン、ヨセフ
が用いられたように、神はあなたにしかできない務めを備え、用いられます。②各人が信
仰を握り思い切って行動する時、主がそれを祝福されます。⇒ヨセフのささげた墓が主の
復活の場所となったように、あなたの信仰の実践のジャンプを主は受け止め、それを祝福
の基としてくださるのです。
3 墓にいた足かけ三日の間、イエスは「陰府(よみ)」に下られたと使徒信条は告白します。
「陰府」とは死の世界、神のいない世界を指します。誰もがいつかは迎えねばならない死
ですが、聖書はそこにも主は信じる者と共におられると教えているのです。地上にも、地
の底にも、主が辿られなかった所はありません。このイエスこそ、どんなどん底の暗闇で
もあなたを支え、励まし、引き上げてくださるお方です。どんな時も共におられる主だけ
を信頼していきましょう