1 情報過多の社会に生きる現代人には、情報の真偽を見極め、正しく取捨選択することが必
要です。情報には、①物知り情報、②ハウトゥー情報、③野次馬情報、④ライフ情報の四
種類があると言われますが、最も重要なのは人生に直結するライフ情報です。神の言葉で
ある聖書が「これこそ確実」と教えるライフ情報は、キリストが罪人を救うためにこの世
に来られたということなのです。クリスマスにお生まれになったキリストこそ、罪という
人間の根本的問題に解決を与えるお方です。
2 情報を聞く時、肝心なのはその人がそれを基に生きるかどうかということです。キリスト
が罪人を救うためにこの世に来られたというライフ情報についても同じです。キリスト誕
生時のユダヤ王であったヘロデは、キリストのお生まれを知らされつつもそれを拒み、赤
子のイエスを殺そうとさえしました。富と権勢を誇った彼の人生でしたが、一皮むけば家
族で憎み合い、殺し合う惨めなものでした。一方、パウロは将来を嘱望されたユダヤ教の
エリートでしたが、熱心さの余りキリスト教徒を迫害し、命さえ奪っていました。自分の
罪の姿に気づきつつもそれを変えられない惨めさに呻く彼は、キリストを信じ受け入れる
ことを通して、全く新しい生き方へ導かれたのです。
3 「キリストが罪人であるあなたを救うためにこの世に来られた」というライフ情報を受け
取っていますか。心開いて主をお迎えしない限り、決して去らない罪を抱えてはいません
か。今こそ、罪人を救うためにこの世に来られたイエスを信じ、本当のクリスマスの喜び
に満たされましょう。