1 律法の専門家は、イエスから律法に書かれている永遠の命を得る方法を問われた時、完璧
に答えることができました。しかし、イエスが本当に求めたのは、それを実行することで
した。主が求めているのは、あなたがみ言葉に根ざし、み言葉に生きることです。
2 「よきサマリヤ人のたとえ」で、祭司とレビ人は強盗に襲われて虫の息の旅人を見ながら
通り過ぎました。心の中で自分を正当化する理由を持っていたでしょう。しかし、主は自
己正当化して他者と関わりを持とうとしないことが、本当の愛から最も遠いと教えておら
れます。
3 旅人を助けたのは、歴史的経緯からユダヤ人と敵対するサマリヤ人でした。彼は多くの犠
牲を払いました。①自分が犯人と疑われる可能性もあったが、近づいた。②自分が強盗に
襲われる可能性もあったが、介抱した。③家畜を提供し、自分は歩き荷物を持った。④宿
屋へ運び、代金の支払いを全て請け負った。祭司・レビ人とサマリヤ人の違いは「自分」
を考えるか、「この人」を考えるかにあります。あなたは「自分の隣人とは誰かを捜す生
き方」をしていますか。それとも「自分が行って誰かの隣人になる生き方」を願いますか。
4 イエスこそ、神に敵対し罪に苦しんでいたあなたに近づいて隣人となり、常識はずれの愛
を注がれた「よきサマリヤ人」です。「あなたも行って同じようにしなさい」と招く主の
御足の跡に従いましょう。