1 主の復活をたたえるイースターは、信じる者に命の希望を与える日です。復活日の夕方に
なっても、弟子たちは鍵をかけた家で息を潜めていました。彼らの姿から二つのことがわ
かります。①弟子たちは恐れに縛られていた⇒彼らはイエスのように捕えられ処刑される
のではという恐れに縛られ、一歩も動けませんでした。恐れに縛られ、後ろ向きな生き方
をしていませんか。②弟子たちは主の言葉を信じていなかった⇒十字架以前に主から繰り
返し復活の予告を聞きつつ、信じきれずに恐れに縛られていたのです。み言葉を「アーメ
ン!」と受け取って我が身を委ねていくところに信仰の実は結ばれるのです。
2 そんな彼らの真ん中に現れた復活の主は「平安があるように」と仰いました。イエスが与
える平安とは、①過去に関する平安⇒裏切り、自己保身のために逃げた弟子たちをイエス
は責めることなく、十字架上の傷を示し、その弱さ、罪のためご自身が死なれたことを教
えました。どんな人も失敗し、罪を犯しますが、十字架の主は過去を帳消しにして平安を
与えてくれるのです。②現在に関する平安⇒主は弟子たちに新しい使命を与え、聖霊をく
ださいました。あなたは主に期待されている人です。輝く人生を歩むために聖霊を注ぎ、
遣わしてくださる主のために生きていきましょう。③未来に関する平安⇒主は信じる者に
天国の住まいを備えると約束しておられます。信じる者には死を超える希望が与えられる
のです。今、復活の主を信じて立ち上がって扉を開き、主の与える平安の内に歩み出しま
しょう。