1 ヨナが大きな魚に呑まれ、三日三晩をその腹中で過ごした不思議な出来事は多くの人々の
興味を引きます。しかし、本当に大切なのは、ヨナがそこで何をしていたかということで
す。彼にとって魚の腹の中はどんな場所だったのでしょうか。①「一人で脱出できない場
所」でした。自分の無力を思い知らされる場所に置かれ、初めて自分自身を見つめ、また
主の御前に静まれたのです。そこから祈りが生まれ、父なる神との関係が回復されていき
ました。日々、主の前に静まり祈っていますか。父なる神と親しい関係を築きましょう。
2 ②「孤独を感じる場所」でした。愚痴を言い合う相手もおらず、励ましてくれる人もいま
せん。真っ暗闇の孤独です。でも、その場所こそが、自分を見つめ、神に向き合う新しい
転機となったのです。信仰者にとって孤独はマイナスではありません。孤独な思いを抱え
る時こそ、神があなたを一対一で取り扱おうとしている時なのです。
3 ③「裸の自分で神に向き合う場所」でした。ヨナの口から出たのは赤裸々な祈りでした。
罪深さや弱さを隠さず、全て告白し、神の助けを求めています。祈りとは美辞麗句を並べ
たり、当り障りなく語ることでなく、己が内にある弱さ、醜さ、罪深さ、愚かさに向き合
い、その解決のため身体ごと父なる神にぶつかっていくことです。正直な祈りをささげて
いますか。「救いは主のものです!」と告白し、神に向き合いましょう。まことの救い主
は、あなたを必ず救ってくださいます。