1 兄たちの妬みを買い、奴隷として売られたヨセフが行き着いたのは、侍従長ポティファル
の家でした。突然、今までの生活の全てを奪われて連行された異国の地で17歳のヨセフは
生活習慣、孤独、自由、信仰の問題を抱え苦しんだに違いありません。人生の変転の際、
神はご自身に向かって人が問うこと、叫ぶこと、癒されるまで涙することを許されます。
常に正直に、主に近づく者になりましょう。
2 しかしその後、彼は主人の全幅の信頼を獲得していきます。状況変化の鍵は「主が共にお
られた」ことでした。たとえ困難の中でも、彼は主が自分と共にいることを忘れず、主が
置かれた所で誠実に生きようとしたのです。今与えられた人生、置かれた環境、任された
仕事を、神があなたを祝福し賜う場所として受け取り、誠実に歩みませんか。
3 順調だったヨセフの人生に翳りを落としたのは、ポティファルの妻の誘惑でした。執拗な
誘いを断り続けた彼には、常に見えない神の前に生きている自覚があったのです。偽証に
より彼の境遇は再び暗転し、監獄へ送られますが、驚くことにその監獄でもヨセフは祝福
を受けていきます。主と共に生きる人生の幸いを味わうため何を大切にすべきしょうか。
①どんな時も主を頼みとして生きること。②環境を嘆かず主に対して忠実に仕えること。
この二つを心がけてみましょう。順境の時も逆境の時も、信じるあなたには主が共におら
れます。どこにいても、主が共におられるから、あなたは幸せな人なのです。