祝福の主を待ち望む　創世記49:1〜33

１　最期の時が近づいたヤコブは息子たちを呼び寄せ、預言的祝福を与えました。ルベン、レ

　　ビ、シメオンには裁きともとれる厳しい言葉が与えられました。神を除外した自分中心の

　　奔放な生き方は祝福の基となれないのです。常に自らの弱さを告白し、主の助けを仰ぎま

　　しょう。

 

２　ユダには王族となり、やがてメシヤの家系となる霊的祝福が与えられました。格別立派だ

　　ったわけでもないユダがこの祝福を受けたのは、罪に対する真摯な悔い改めがあったから

　　です。罪を罪として認め、主の前にへりくだる生き方を大切にしていますか。

 

３　ゼブルンからナフタリまでの６人には、短いですが、各々にふさわしい祝福が与えられま

　　した。神の深い御旨の中で一人一人にふさわしく祝福が備えられていることを覚え、他者

　　との比較からは決して見えてこない神の恵みを発見しましょう。

 

４　ベニヤミンには信仰の戦いをする勇者を輩出すると約束され、ヨセフには甚だしく豊かな

　　祝福が約束されました。理不尽な苦しみを通った彼でしたが、主にあってそれは無意味で

　　はなく苦しみに勝る祝福をもって報いられたのです。真の神は苦しみに変えて祝福をもた

　　らす神であることを信じて今の苦しみと取り組み、乗り越えませんか。

 

５　ヤコブの息子達への思いは「主よ。私はあなたの救いを待ち望む」という言葉に集約され

　　ています。結局のところ、一人一人が信仰者として神と格闘しつつ信仰の戦いを乗り越え

　　ていく先に神の祝福が約束されているからです。信仰者に注がれる神の祝福はこの世にお

　　いて、御国においていつも豊かです。このお方をいつも待ち望みましょう。