1 ガリラヤのカナは、イエスが育ったナザレから北へ14キロ程先にある小さな村でした。ユダ
ヤの婚礼の特徴は一週間にも及ぶ披露宴にあり、人々は結婚した二人を祝福し、飲み食いし
て大いに喜び楽しんだのです。主イエスがこの喜びの場に足を運び、出席されたことに注目
しましょう。主は、私たちが大切に思うものを同じ思いで大切にしてくださり、人生に喜び
を与えてくださるお方なのです。主と共に、人生を喜び楽しんで歩みましょう。
2 楽しい宴のさなか、ぶどう酒がなくなるというトラブルが発生しました。これは些細なこと
ながら宴の楽しみを一気に奪い去るような出来事でした。そのトラブルを主に打ち明けたマ
リヤに、主は信頼して「時」を待つことを示されます。問題を抱える時、主イエスを急かし
て問題解決を迫っていますか。それとも自分のなすべきことをした上で、主に信頼して神の
「時」を待っていますか。
3 「時」が来て主が語られたことばは明快でした。しもべたちがそれに従ってきよめのしきた
り用の水がめに水を満たした時、その水が最上のぶどう酒と変えられていたのです。きよめ
のしきたりでは決して消えない罪の汚れを、十字架の恵みによって真にきよめる主イエスに
よって、あなたの人生も喜びに満ち溢れるものへと変えられるのです。今、喜びのある人生
を送っていますか。もし失われていると感じるなら、満たしてくださる主を求めましょう。
「さあ、今くみなさい」と今日も主は、あなたをご自身の尽きない恵みの泉へ招いておられ
ます。