復活の主を見いだす　ルカ24:13〜35

１　エルサレムからエマオに向かう二人の弟子の足取りは、とても重いものでした。救い主と

　　期待をかけたイエスの十字架の死によって、彼らの心は、虚無感、喪失感、罪責感、無力

　　感に押し潰されていたのです。このような否定的な思いが心を占めていませんか。

２　失意に沈む二人の弟子に、復活の主は近づき、共に歩いてくださいました。イエスは、順

　　境・逆境に関わらず、常にあなたの人生の傍らを歩いてくださいます。このことを信じて

　　いますか。

３　しかし、二人の弟子は顔を合わせ、会話までしながら復活の主に気づきませんでした。彼

　　らの目を遮っていたのは外的要因でなく、彼ら自身の内にあった否定的な思い（主は死ん

　　でしまった）でした。もしあなたがシッカリ掴んで離せない否定的な思いがあるなら、そ

　　れが復活の主を見えなくします。心が挫けそうな状況に置かれた時こそ信仰を働かせ、｢主

　　は生きておられる！｣と告白していきましょう。

４　イエスはみ言葉を解き明かし、食卓を囲むことを通して熾火を再び燃え立たすように彼ら

　　の信仰を失望から希望へ導かれました。あなたにもみ言葉と聖餐を通して同様に働かれま

　　す。そして、信仰を回復した二人が再びエルサレムへ戻ったように、困難や不安や問題の

　　ある現実へ、復活の主にある希望を抱いて帰らせてくださるのです。