1 カルメル山で行われたエリヤとバアルの預言者の対決は、数の上で言えば「450対1」と
いう非常識な対決でした。目に見えるもの即ち力、という「数の論理」で考えると最初か
ら勝負がついていますが、エリヤは、目に見えない神が共におられること即ち力、という
「神の論理」に立ちました。主が共におられる所に勝利があると信じていますか。
2 「450対1」の対決、先攻はバアルの預言者でした。彼らはバアルの名を何時間も呼び、
自らの身体を傷つけ、血を滴らせながら踊り続けましたが、答えはありませんでした。真
の神を知るエリヤはそんな彼らに余裕の言葉を投げかけました。あなたの信じる主イエス
は、既に十字架と復活を通してサタンと偽りの神に勝利を収めておられます。暗闇の力を
いたずらに恐れず、本物を知る強さで歩みましょう。
3 後攻のエリヤ。彼は何をしたでしょう。①祭壇を築き直す→石を積み上げ、溝を掘り、薪
を並べるのは大変な労力ですが、真の神を礼拝するためには不可欠の備えでした。日々、
主の前に祭壇を築く「礼拝の生活」を守っていますか。②祭壇と溝に水を満たす→これは
水不足の中で民の犠牲とエリヤの神への全き信頼がなければできないことでした。そして
エリヤの祈りに神が天から火を下して鮮やかに応えた時、全ての民が主にひれ伏したので
す。あなたは、生ける真の神に期待していますか。「450対1」のような問題を前に萎縮
したり、諦めたり、孤立無援だと感じていませんか。思い起こしましょう。あなたの神は
全能の神です。信仰に立ち、神に期待し続けましょう。