1 神に与えられた新たな生き甲斐に従って、エリヤは自らの後継者たるエリシャを見つけ出
しました。足りなさもあるエリシャを受け入れ、共に主の働きをしようとしている姿から
ワンマンプレーヤーだったエリヤがチームプレーヤーへと変化しているとわかります。教
会はチームプレーヤーとして兄弟姉妹が互いを受け入れ、認め合っていく中で健全に築き
上げられていく共同体です。いよいよ御霊の一致を求め、教会の一致を保ちましょう。
2 その後数年を共にしたエリヤから、突如三度も「ここにとどまっていなさい」と告げられ
たエリシャ。その心境は複雑だったと思われますが、エリヤの意図は、エリシャの預言者
としての召しと目標を再確認することにありました。現状に満足しきっている、少しの成
功に安んじている、少しの失敗に落胆している…、そのような状態にある限り最高の目標
に到達することはできません。クリスチャンとしてキリストに似た者となること、教会と
してキリストのからだを一致して建て上げること、この目標を目ざして殻を破り、前進し
続けましょう。
3 エリシャの眼前で、エリヤは竜巻に乗せて天に上げられていきました。その唐突な生涯の
幕引きは、肉体の死を見ぬまま天に凱旋する、特別な祝福に満ちていました。キリストを
信じるあなたにも、天国への凱旋の時が備えられています。永遠の命を約束する主のみこ
とばを握り、感謝をもってこの世を生き、また御国へ凱旋していきましょう。多くの奇跡
に彩られたエリヤの生涯は、彼の生ける真の神への信仰と行動に対して神の力が現され続
けた生涯だと言えます。エリヤのごとく、やがて天に凱旋するその時まで、生きた信仰を
もって更に真実に主なる神に仕えていきましょう。