1 イエスを信じて救われたクリスチャンに、神は「神の国とその義を第一にして生きる」こ
とを願っておられます。マタイ18章にある、イエスの譬え話は神の義について、また神の
義に生きることについて教えるものです。
2 「神の義に生きる」とは、第一に「神に赦された自分であると受け入れていくこと」です。
莫大で返済不可能な借金を背負ったしもべをあわれに思った主人は、寛大にもその全てを
帳消しにしてくれました。主人は神、しもべはあなた、借金は罪を表します。永遠の死を
もって償うよりない罪の負債を、神はひとり子イエスの身代わりの十字架という代価で支
払ってくださいました。罪なきイエスが罪人の身代わりとして罰せられる、これが神の義
の表し方でした。あなたはこの恵みを受け取り、赦された罪人となっていますか。十字架
こそ、日ごとに罪赦された者としてあなたを前向きに歩ませる人生の力なのです。
3 「神の義に生きる」とは、第二に「神に赦された者として他者を赦していくこと」です。借
金を免除されながら仲間に取立てを迫ったしもべは主人の怒りを買い、牢につながれまし
た。赦さない生き方を選ぶと、天国人として受けるべき祝福を無にします。自分の正しさ
を拠り所として他者をさばいたり、責めたりしていませんか。自身が赦された恵みのゆえ
に「赦します」と宣言しませんか。十字架こそ、神の義です。受けた十字架の恵みを与え
る者になって歩みましょう。その時、神の国が拡がるのです。