どこへ帰るのですか ルカ2:20

1 聖書には、今から2000年前、救い主イエスのお生まれを世界の誰よりも先に知らされた

  人々が何人か出てきます。その夜、羊の群れを野宿しながら見守っていた羊飼いたちも、

  そうでした。彼らは、生き物相手で休みのない仕事をし、コミュニティにも加われず、社

  会的地位も低い人々でした。帰るべき自分の家を持たぬ、放牧生活だったのです。

 

2 天に現れた御使いは、羊飼いたちに救い主の誕生を真っ先に告げました。それは、彼らに

  帰るべき所、安息の場所を与える約束でした。聖書を読めば、全ての人間には罪があり、

  安息の場所である父なる神、つまり帰るべき所を失った存在だとわかります。帰るべき所

  を持たぬということほど、人に不安を与え、失望させることはありません。

 

3 しかし、クリスマスに赤子としてこの世に来られ、長じて人の罪の清算のために十字架に

  命をさし出した主イエスを信じるなら、主がもう一度あなたと父なる神とを結ぶ架け橋と

  なってくださるのです。主イエスの十字架が、あなたに、帰るべき所を与えてくれるので

  す。幼子イエスに出会った羊飼いたちは、喜びつつ、野原へ帰りました。それは以前と同

  じ場所のようでしたが、明確に違う点があります。「神をあがめ、賛美しながら帰って行

  った」とあるように、救い主と出会った喜びが彼らを覆っていたのです。楽しい時に、そ

  こに行って感謝をささげることのできる場所。苦しい時も、そこに行って重荷を下ろすこ

  とのできる場所。そんな神の愛の懐をわが帰るべき場所とする喜びを、見いだしています

  か。今日、主イエスを信じ、心に迎えましょう。

 

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第二礼拝では、内川主任牧師より聖書のメッセージが語られています。