1 燃える柴の中から、神はモーセにイスラエル救出計画を明かし、その担い手として彼自身
を遣わすと告げました。しかし、過去の失敗体験から自己イメージが低いモーセは、なん
とかしてその使命を回避しようとします。恐れに縛られている時、その生き方も自ずと制
約されたものになるのです。人は、どんな恐れを持ちやすいのでしょうか。
①物質的なものへの恐れ⇒お金、土地、家、装飾品等を失う恐れに縛られることはありま
せんか。
②人への恐れ⇒人への恐れがあると自分の殻に閉じ籠るか、他者に自分を過剰に合わせる
かという反応が出やすくなります。
③明日への恐れ⇒自分の手の中にない明日への恐れは、その向こうにある死への恐れにも
結びついていくものです。毎日、平安に眠れていますか。
2 人は恐れに縛られると不自由になり、遂には神をも見失ってしまいます。「わたしは共にい
る」との御声を聞きつつ恐れていたモーセ、嵐の不安に共にイエスがおられることを忘れ
て狼狽した弟子たちのように、恐れは人の目を曇らせ、神をも見失わせます。その縄目を
解き、恐れから解放してくだる生ける神を仰ぎ、求め続けましょう。
3 恐れるモーセに、神は「わたしはある」というご自身の御名を現されました。この御名か
ら、神がどのようなお方だとわかりますか。
①神は永遠に、独自に存在される⇒何物にも依存せず、永遠に存在する偉大な神が、あな
たの味方になってくださるのです。
②神は人に関わり、その存在を確かなものとされる⇒創り主にして救い主の神が、あなた
に関わってくださいます。あなたの必要を満たし、希望を与え、最善を為してください
ます。
今、生ける神への信仰に立って、明日への一歩を踏み出しましょう。