1 パロの前に再び立ったモーセとアロンは、神から与えられた杖を蛇に変えるしるしを行い
ました。その蛇は、パロお抱えの魔術師の生み出した蛇を呑み込みましたが、パロの頑な
さは破られませんでした。
2 神はご自身が生ける真の神であると証するしるしをこの後、次々に示されます。それはエ
ジプトに真の神へ立ち返ることを迫る、苦しみを伴う災いのしるしでもありました。第一
の災いは「血の災い」です。命の源とエジプト人が崇めていたナイルが血に変わり、生物は
死に絶え、人々は飲み水を求めて苦しんだのです。このしるしは、本当の命の源は主なる
神以外にはないと示すものでした。ナイルの恵みも、まことの神あってのものでした。あ
なたは何に頼り、何によって生きているのですか。創造主なる神こそ、あなたの養い手で
あり、命の源です。どんな時もこのお方に頼り、このお方とつながり、恵みに満たされて
歩みましょう。
3 魔術師も同じことをしたので、なおも心頑なにするパロに対し、第二の災いが起こりまし
た。それは「蛙の災い」でした。無数の蛙がエジプト全土に現れ、人々の生活の中に入り込
んだのです。王宮にまで溢れる蛙に堪りかねたパロはモーセを呼びつけ、民を行かせると
の条件付きで解決を求めました。パロの元を去ったモーセは必死に神に叫んで祈り、翌朝
エジプト中に蛙の死体が溢れました。シリアスな問題を抱えた時、神に心を向けて、必死
に祈ることを実践していますか。本気で求めて祈るなら、神の真実を必ず体験します。生
活の中で時間を設けて、神に本気で祈りましょう。あなたの祈りに、神は必ず応えてくだ
さいます。