1 神の御子イエス・キリストがお生まれになった2000年前のイスラエルは、平和のない状態
でした。支配者であるローマからの独立を目指すテロが多発し、異教徒の王やローマへの
納税などへの不満がうず高く積もっていたのです。そのような時代に平和をもたらすため
に来られたのが、主イエスです。クリスマスは平和の日です。神と人との間に平和を造っ
ていく日なのです。主イエスは、私たちに平和をもたらすために何をしてくださったでし
ょうか。①赦してくださいました。→赦しのないところに平和は生まれることがありませ
ん。イエスは「7を70倍するまで」、つまり限界を設けずに赦しなさいと弟子に教えました
(マタイ18:21~22)。教えるばかりでなく、十字架で自ら全ての人の罪を背負い、自らの
命を贖いの代価として差し出して赦しの道を開かれました。このお方を信じる時、あなた
も赦され、真の神との間に平和を保って生きる者とされていくのです。
2 ②共にいてくださいました。→この世に生まれた神の御子イエスは、痛みや弱さを抱える
人々と共に歩まれ、十字架の死後三日目に甦って今も信じる者と共に歩んでおられます。
聖書の「平和」とは何一つ欠けることのない命の満ち満ちた祝福を表します。平和の神で
ある主イエスがあなたの生涯の間、そして死んで後までも共にいてくださるのです。
3 ③自分からしてくださいました。→神の御子がその御位を捨てて人となり、十字架の道を
歩まれたのは、自分からしてくださったことでした。本当の愛は、自発から生まれるので
す。そしてこの受けた愛に生きる時、あなたから愛の関係、平和の関係が築かれていくの
です。クリスマスにお生まれになった平和の王イエスにより、真の神との平和に入ったあ
なたには、更なる平和を生み出していくための種が与えられています。主イエスと共にそ
の種を大きく育て、平和を造る者となりましょう。