1 3章は一見、「世の物事には定められた運命があるのだから、人はそれを受け入れる他な
い。」と教える運命論を語っているように思えます。しかし、運命論には悟りはあっても
救いはありません。そこから生まれるのは 諦めの人生、もしくは足掻きの人生です。あ
なたには「これも運命、しょうがない。」と諦めていることはありませんか。
2 3章が語るのは、運命論ではなく、神の摂理です。摂理とは、神の導き・計らいのことで
す。神は偶然ではなく、確かなご計画の内にこの世を、そして、私たちの人生を導かれま
す。この摂理に対する信仰こそ、クリスチャンの人生観を形作るものです。神は私たちの
人生の先を見て、ふさわしい配慮を与えてくださるお方です。あなたも、この温かい摂理
の中に生かされていることを信じますか。
3 神の摂理を信じるならば、人生のどんな場面を通る時にも善きことをなさる神に信頼して
折々のベストを尽くすことができるようになります。あなたは今、順境の時にいますか。
それとも、逆境の時ですか。どんな時であろうと、神はあなたになすべきことを示し、導
いておられます。時を生かしましょう。神が与えておられる「今」を感謝し、確かな導き
と祝福を信じて、歩み続けましょう。