いのちの質、生活の質 伝道者の書6:1〜12

1 6章は、空しい言葉の中から「幸せ」について問いかけます。一般に考えられる幸せの概

  念として、第一に「富と財宝と誉れ」、第二に「長寿と家族に恵まれること」が挙げられ

  ます。しかし、自身全てを手にしたソロモンは、それらは危うさを孕む幸せだと述べるの

  です。富、名誉、大家族、長寿といった幸せの条件の中にある危うさを知っていますか。

 

2 富、名誉、大家族、長寿、どれもよいことですが、すべて整っていても、結局はその中で

  生きる人自身が生き甲斐を持ち、満足した日々を送れなければ、仮に千年の長寿を二度繰

  り返しても空しいとソロモンは語りました。世の終わりに神の前で人生の総決算報告があ

  ると知るクリスチャンであればこそ、自分の命の質、生活の質を日々問うべきでしょう。

  終りの日を意識しながら、今日を歩んでいますか。

 

3 十字架に向かうイエスこそ、本当に幸せな人生の究極のモデルです。第一に、主には十字

  架と復活を通し神の栄光を顕わすという「目的」がありました。あなたも、地上で神の栄

  光を顕わす存在です。第二に、主には世の全ての人という「愛の対象」がありました。あ

  なたが愛を注ぐべき隣人は誰ですか。第三に、主には死にも奪われない「希望」がありま

  した。あなたもこの希望を握り、生きる力を得ていますか。今、生かされている機会を用

  いて主に倣い、いのちの質、生活の質を高めましょう。幸せで満ち足りた人生は、そこか

  ら始まっていくのです。

 

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第二礼拝では、内川主任牧師より聖書のメッセージが語られています。