1 「畑に隠された宝のたとえ」と「真珠を見つけた人のたとえ」を通して、主イエスは「天
の御国」のとてつもない価値を教えています。小作人と商人に共通しているのは、見つけ
た宝・真珠を、全てを売り払ってでも手に入れている点です。「天の御国」にはそれに気
づく人の人生を全く変えてしまうような大きな力、祝福があるのです。
2 「天の御国」とは、何を指しているのでしょうか。もちろん、神を信じる人が死後に行く
「天国」の意味もありますが、ここではより広い意味で、語られています。「天の御国」
とは、「神の愛と恵みの支配がある所」、すなわち神共にいます人生の祝福を指している
のです。十字架でご自分の命を贖いの代価として差し出し、「天の御国」を生きる喜びを
与えてくれるイエスを信じるなら、誰でもこの宝をいただけます。あなたは今、この宝物
を受け取っていますか。
3 ①あなたは宝を色褪せたものと感じていませんか。⇒既に主イエスを信じているあなたに
とって、この宝の輝きは今も変わりありませんか。他の輝きに目を奪われ、真実の宝を忘
れてはいませんか。
②天の御国はあなたの現実に到来しています。⇒時に現実の辛さ、悩み、苦しみにより、
「天の御国」という宝がまるで隠れているかのように感じるかもしれません。しかし、忘
れないでください。神は生きています。信じるあなたの現実に、「天の御国」は既に到来
しています。今見えずとも必ず隠れた宝を発見できる日が来ると信じ、主に栄光を帰して
歩みましょう。