1 王宮の門番をしていたモルデカイは、偶然耳にした暗殺計画を直ちに告げ、王の命を救い
ました。彼は自分の仕事に対して、また自分の置かれた境遇(異邦人)に対して呟かず、
誠実に歩んだ人でした。あなたは、自分が置かれた所で誠実に歩んでいますか。任せられ
た務めに忠実ですか。主が置いてくださった所で、誠実に生きていきましょう。
2 思いがけないことにモルデカイの功績は忘れられ、ハマンが王に見出されていきました。
つい不平が漏れそうな状況ですが、彼は黙していました。それはたとえ人に知られず、認
められずとも、彼の全ての善き行いを知り、認めてくださる神がおられることを知ってい
たからです。あなたの為した全ての善きことは、天の御国において忘れ去られることはあ
りません。感謝し、善きわざに励みましょう。
3 ペルシャのナンバー・ツーになったハマンは自分の権力にひれ伏さないモルデカイを憎み、
ユダヤ民族の撲滅を企みました。言葉巧みに王に取入り、遂に11ヵ月後にユダヤ人を滅ぼ
すとの布告がなされたのです。モルデカイがハマンに膝を屈めなかったのはただの反骨で
はなく、真の神以外に膝を屈めることを拒む信仰のゆえでした。それは人を恐れず、神に
信頼する彼の信仰告白だったのです。人を恐れる思いに縛られていませんか。本当に畏る
べき神だけに膝を屈め、信頼しましょう。神はその信頼に必ず応えてくださいます。