1 第七のラッパは、決定的な終末が始まる合図でした。24人の長老は、三つの時が来たと告
げました。①審判の時。全ての人は神の裁きの前に立ちます。②報いの時。信じ悔い改め
た者全てに永遠の命が与えられます。③滅びの時。悔い改めを最後まで拒んだ者は滅びま
す。終末を平安をもって迎えるため、主を畏れかしこんで歩みましょう。
2 続いてヨハネが見た幻は難解で壮大でした。「ひとりの女」は「神の民(イスラエル・教
会)」、「竜」は「サタン」、「男の子」は「キリスト」を象徴的に表します。サタンの
激しい攻撃の中、約束の救い主は誕生し、働きを成し遂げて昇天しました。また、天上の戦
いに敗れ地に投げ落とされたサタンは神の民(教会)を標的に定め、攻撃しています。
3 この幻から二つのことを学べます。第一に、クリスチャン生活には戦いと共に常に神の守
りと養いがあることです。竜に追われた女は「荒野」に逃れて守られました。困難や試練
の時、行くべき「自分の場所」を持っていますか。神の御許こそ、あなたの逃れ場。そこ
で守られ、養われます。第二に、常に天上の戦いを見つめることで地上の生活に勝利を収
めていけることです。困難や試練の中で神に失望し、不平不満を呟いていませんか。その
思いにサタンが働いていませんか。信仰者は常に天上の戦いに目をむけ、そこで完膚なき
までにサタンに勝利した主イエスを仰ぎましょう。この事実こそ、地上のどんな試練にも
あなたを勇敢に立ち向かわせる力となるのです。