1 14:13の「主にあって(新共同訳:主に結ばれて)死ぬ死者は幸いである」ということば
は、クリスチャンにとっての「死」の意味を教えています。それは忌み嫌うべきものや縁
起の悪いものではなく、神の与える祝福なのです。主を信じる者の死は、全ての地上的労
苦からの解放であり、神の与える天国へ移り住む新しい出発なのです。あなたは、この幸
いを自分のものとして確信していますか。
2 14:13の「彼らの行いは彼らについて行く」という言葉は、人が地上で何を信じ、何を大
切にし、何に従ってきたかが、死を幸いとするか災いとするかを分けていくと教えます。
主にあって幸いな死を迎えるため、ヨハネの見た幻から大切にすべき三つの生き方が示さ
れています。①礼拝に生きること⇒最後の最後まで神は世を愛し、福音を伝えます。この
福音を受け取り信じた者が為すべきは「神を恐れ、崇める」ことです。礼拝の生活を第一
に優先していますか。②この世の滅びをハッキリ悟ること⇒「バビロン」は、高ぶって神
に敵対し、自分中心に生きるこの世の力の象徴です。しかし、それは終わりの日に跡形も
なく滅びるのです。この世のものの虚しさを見抜き、真に価値ある御国につながる歩みを
保ちましょう。③神の怒りを受け入れること⇒獣(サタンの手下)に囚われてしまった者
へ下る神の御怒りは非常に激しいものでした。神の厳粛な裁きに思いを馳せ、神の忍耐の
限り、裁きを免れる唯一の道を示す福音を伝えましょう。これらの歩みの先に、死を幸い
として受け取る祝福が待っているのです。