二つの刈り取り ヨハネの黙示録 14:14～20

１　聖書はしばしばこの世を畑に見立てて、世の終わりのさばきを農作物の収穫になぞらえま

　　す。ヨハネが見た幻には、二つの刈り取りの様子が示されました。第一は、主イエスが行

　　った穀物への刈り取りで、永遠の命の刈り取りを表します。再臨の主は信じて歩んだあな

　　たの生涯を正しく評価し、豊かに報いてくださいます。主に刈り取られ、天の倉に収めら

　　れる祝福を目指して、今日という日を歩みましょう。

２　第二の刈り取りは、神を信じず遠ざけた者へのさばきで、永遠の滅びを表します。集めら

　　れたぶどうが酒ぶねで踏まれ、血のように溢れる様子は、神のさばきの厳しさを示してい

　　ます。キリストの血の代価を軽んじる者には、神による血の復讐が残るのみです。また、

　　その厳しいさばきは全世界の隅々にまで及び、誰も逃れることはできません。この厳しさ

　　を知り、神に対する生き方を変えられる人は幸いです。主を信じる者は、都の外から中に

　　移されるからです。

３　終末の審判が近いと知る者は、何を大切にすべきでしょうか。第一に、刈り取り前に全力

　　で福音を伝えることです。今日あなたの蒔く福音の種が、終末の主の収穫を豊かにするの

　　です。第二に、さばきは神の領分と心して生きることです。そこから他人をさばかず、自

　　分自身をさばかない生き方が生まれます。兄弟姉妹とさばき合うのではなく、慰め合いを

　　保って刈り入れの主を待ち望み続けましょう。