1 同じ物を見ていても、見る人によってそのとらえ方は変ってきます。言葉を換えれば、そ
の人がどう意味付けるかによって、同じ物であってもその価値が変ってくるということで
す。これは物を見る場合だけでなく、人生の見方にも通じます。起こって来る出来事の一
つ一つに、どう意味付けるかによって人生そのものの色合いは変わるのです。あなたの人
生はバラ色ですか。それとも、別の色に見えていますか。
2 人は概ね自分の感じたことや思ったことが正しく、それしかないと思い込みがちですが、
聖書は「自分の悟りに頼るな」と教えています。創り主である神は、人の見る目が一方的
で、偏ったものであることをご存じだからです。「これしかない」「こうに違いない」と
思い込んでいることがありますか。心を静めて、その見方は本当に正しいのかと考えてみ
ませんか。
3 聖書は、その上で「主に拠り頼め」と教えます。あなたは人生に起こって来る出来事につ
いて、いつも共におられる神を計算に入れて見ていますか。まことの神は力ある神、公正
な神、知恵ある神、誠実な神、愛の神です。このお方が人生のどんな場面においても、あ
なたと共におられるのです。御顔を仰ぎつつ、今マイナスと決めつけている人生の出来事
を見直してみませんか。その先にあなたをまっすぐに人生の祝福へ導く神への感謝が溢れ
る道が待っているのです。