1 ヨハネが見聞したのは、天を揺るがす「ハレルヤ!」の大合唱でした。「ハレルヤ」は
「神をほめたたえよ」の意味ですが、新約ではこの19章だけに出てきます。天上の賛美に
用いられるゆえ、賛美する者に天国の喜びを満たす素晴らしい言葉です。だからこそ、折
にふれて口にすることが大切です。ダビデのような喜びの時、ヨブのような悲しみの時、
「ハレルヤ」と主をほめたたえてみませんか。それが与えられた人生を最後まで喜び、肯
定して生きる恵みにつながるのです。
2 天上の賛美は、小羊イエスと教会の婚姻(イエスと教会が永遠に一つとなることを表す)
を祝う歌声でもありました。「麻布」の花嫁衣裳を輝かせていたのは「聖徒たちの正しい
行い」でした。恵みにより救われたあなたが神の御心に歩むならば、その聖さと正しさが
あなたを美しく輝かせるのです。また、教会はこの婚宴に招かれた者でもあります。あな
たが地上の教会に忠実につながるなら、その歩みは天国の宴席にまでつながっているので
す。今、置かれた教会での信仰生活を大切にし、信仰の足場を固めていきましょう。
3 素晴らしい幻に感極まったヨハネは御使いの足元にひれ伏し、諌められました。素晴らし
い出来事や人自体に目が向き、崇めてしまうことがありませんか。その背後におられる主
をいつでも見上げ、「ハレルヤ!」と内なるもの全てを以てほめたたえていきましょう。