洗いきよめられて生きる　Ⅰヨハネの手紙 1:7

１　かつて、世界の飢えに苦しむ人々に援助の手を差し伸べている日本国際飢餓対策機構の総

　　主事を務め、現在は「声なき者の友の輪」というNGO団体で働く神田英輔さんから、エチ

　　オピアのアメヤ村の話を聞いたことがあります。アラーに呪われた村なので飢えに苦しむ

　　のも仕方ないと思っていた村人が福音を聴いて変えられ、14年後には神に愛されている村

　　だとの自意識を持ち、祝福された歩みをしていたそうです。罪をきよめる本当の愛を知る

　　時、人は心に希望を抱き、自分と他者を愛して生きていけるようになるのです。

２　最後の晩餐の席上で、イエスは弟子たちの足を洗いました。驚いて拒むペテロに主は「も

　　しわたしが洗わなければ、あなたはわたしと何の関係もありません」とおっしゃったので

　　す（ヨハネ13:8）。あなたと主との関係は、主に最も汚いところを洗いきよめていただく

　　ことから始まります。今、主との関係を阻害している罪を心の内に抱えていませんか。

３　イエス・キリストは、あなたの罪を洗いきよめるためにこの世に来てくださった救い主で

　　す。今日も十字架の主イエスを仰ぎ、十字架の血潮で洗いきよめてくださいと我と我が身

　　を差し出しましょう。そこから再び、イエスとの新しい関係が始まります。否定的な思い

　　も吹き飛ばすほどの圧倒的な愛に包まれ、永遠に変らない希望に生きることができます。

　　神の圧倒的な愛に感謝して、聖餐に与りましょう。