明石聖会Ⅰ 「聖霊に満たされると」使徒2:1〜4 三宅規之師

使徒行伝には、教会がどのように生まれ、前進したのかが劇的に描かれています。激しい迫害をものともせずに、熱心に祈り、聖霊に満たされ、福音を伝え続けるクリスチャンの姿が描かれています。鍵はたった一つ、聖霊でした。聖霊なしには、彼らは何もすることができませんでした。聖霊に満たされ、聖霊の力を受けて、彼らは出ていって、福音を伝え、教会が生まれたのです。

 

聖霊に満たされると

1.私たちは力を得る。

聖霊に満たされると、人は変わります。どう変わるのでしょうか。それは決して心の中で感じることが変わったとか、哲学的な思想が変わったということではありません。具体的な生き方が変わるのです。どのような力によって私たちの生き方が変わるのでしょうか。

 

①恐れを乗り越える力を受ける。

弟子たちはみな、弱い存在でした。イエス様が捉えられたときは逃げ出してしまい、特に一番弟子を自認していたペテロは3度も主を否定しました。ところがペンテコステの日に聖霊に満たされた瞬間から、彼らの生き方、彼らの行動、彼らの言葉が全く変わってしまったのです。彼らは人々の前で堂々とイエス様のことを語り、証し、神を褒め称え、大胆に行動し、力強いクリスチャン生活を歩むようになったのです。私たちの信仰生活のなかで、特にイエス様を他の人に紹介することで恐れを感じるならば、この弟子たちのように聖霊の満たしを求めるべきです。

②イエスの証人となる力を受ける。

聖霊に満たされると、私たちは変わります。でもその目的は、私たちが強くなってそれで終わりなのではありません。イエス様を伝える力を与えられるのだということを覚えましょう。永遠の滅びに向かう人を見ている時に、じっとしていられなくなる。何とかしてイエス様のことを知って欲しい、信じて欲しい。そして具体的に、大胆に行動することができるようになる。それが聖霊の力です。

③神様の御業が伴う。

福音書にはイエス様のなされた数多くの奇跡が記されています。人々は病を癒され、悪霊が追い出され、その他にも多くの御業があらわれました。皆さんはこう思うかもしれません。「ああそれはイエス様なんだから。できて当然だ」と。でもこの使徒行伝を見ますと、弟子達自身もイエス様がなさっていたような超自然的な業をするようになったことが分かります。聖霊は証人として生きようとする人間たちと共に歩まれ、人間の限界を超えた御業を持って、ご自身が今も生きて働いてくださることを表してくださるのです。

 

2.しるしがあらわれる。

聖霊に満たされた時、彼らは自分たちの言葉でない別の言葉を語りだしました。この後からルカはこれを異なる言葉、異言と表現しています。聖霊なる主に身体全体を支配され、私たちが知らない別の言葉が口からほとばしりでる、これが異言です。長い教会の歴史のなかでは、この聖霊の働きを期待することを忘れてしまったような時代もありました。信仰は冷めてしまい、弱くなってしまいました。しかし「教会はこのままではいけない。あの使徒行伝に書かれているような、命のある、生き生きした教会と信仰を取り戻さなければならない」という人々もいたのです。彼らは熱心に聖書を調べ、あの初代教会のクリスチャンたちと今のクリスチャンたちとの違いは何かを見つけようとしました。そして使徒行伝2章の体験、聖霊のバプテスマを再発見したのです。20世紀初頭に始まったこのペンテコステ運動と呼ばれる流れのなかで、この真理を信じる群れによって、1914年に創設されたのが、アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団です。そして今日の明石教会も建てられました。神様は今も、この聖書の言葉を単純に信じ、従う群れを通して御業をすすめようと願っておられます。これからも明石教会が大いに用いられますよう祝福します。

 

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私たちは、聖書信仰に立ち、聖霊の恵みを大切にする、日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団に所属しています。

第二礼拝では、内川主任牧師より聖書のメッセージが語られています。