明石聖会Ⅱ 「限界を破る」使徒2:1〜4 三宅規之師

今から2千年前のあのペンテコステの日、何かが破られました。神様はこの日、聖霊によって、限界の壁を破られたのです。確かに私たちは、色々な制約のもとに生きています。しかしほとんどの限界は、実は自分で決めているということがあります。神様は聖霊によって、私たちの心のなかにある色々な限界を打ち破って、ご自身のご計画を全うしようとされるのです。

 

1.人間と神の交わりの限界が破られた。

この当時の人々の宗教観、信仰観では、神様は遠く離れている存在でした。エルサレムの神殿の中だけにおられ、人間が忠実に律法を守ることだけに関心を持たれ、もし破るならば、たとえどんな事情があったとしても決して赦されず、裁きをくだされる怖い神という概念しかなかったのです。彼らの心は神様という存在はただ怖いだけ、遠く離れているだけだったのです。

 

しかしこの日彼ら弟子たちはこの聖霊の体験によって、神様を知識だけではなく、体全体で知ることができました。それまでは遠く離れ、あまりにも畏れ多く、人間が何をしようが関係ない、と思われていた神様の存在が、リアルに、活き活きと、手で触れることのできるような感覚を持つことができたのです。彼らの心のなかにあった、神様との交わりを閉ざしていた壁が破られたのです。

 

神様は今を生きる私たちにも、同じように触れてくださり、この体験をさせてくださるのです。私たち人間は、心のなかで、神様のイメージを知らず知らずのうちに作ってしまいます。人間が救われ、成長することの最大の障壁は、実は私たちのなかにある先入観です。この先入観を取り除いて、神様の前に出ていきましょう。

 

2.人間同士の隔ての壁が破られた。

それぞれの言葉で神様が褒め称えられるのを聞いて人々は驚きました。言語の壁というものを飛び越えて、彼らは一つとなって、神を褒め称えることができたのです。彼らはここでコミュニケーションの壁が破られるのを見ました。言語以上に困難な壁は私たち人間の心のなかにあります。弟子たちはイエス様が十字架に架けられる前は一度も、ただの一度も心を一致させたことがなかったであろうに、この聖霊の満たしによって、心を一つにし、主を賛美し、褒め称えていたのです。聖霊に満たされ、心のなかにある隔ての壁を打ち破っていただきましょう。

 

3.人間の限界の壁が破られた。

ペンテコステの日に聖霊に満たされた弟子たちは、人間の限界の壁を破られました。イエス様が十字架に架けられるとき、こそこそと逃げ出したペテロが、「エルサレムに住むすべての人々。どうか私のことばに耳を傾けてください」と説教しました。これが聖霊の力です。彼らは聖霊によって、人間の限界が破られたのでした。勿論ペテロはじめ弟子たちがしたことは、ただ言葉でイエス・キリストを証言しただけではありません。あのイエス様がなされたことと同じように、この後多くの人を癒し、助け、多くのしるしと不思議を持って、神が生きて働いておられることをあらわしたのです。

 

神様は今を生きる私たちにも、同じように触れてくださり、この体験をさせてくださいます。そして同じように、私たち一人ひとりを用いて、ご自身の御業を、この地に推し進めようとなさることを望んでおられます。私たちが求めさえすれば、神様は私たちに触れてくださり、体験させてくださり、大きな御業を、私たちの人生にあらわしてくださるのです。私たちは聖霊によって、色々な限界を破ることができます。ペンテコステのメッセージとはこのことです。

 

明石キリスト教会のこの70年間がそうであったように、これからも聖霊に満たされ、聖霊に導かれ、様々な限界を打ち破っていかれることを信じましょう。神様の栄光を表す教会として、ますます用いられますよう祝福します。

 

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