1 誰にも老いはやって来ます。老いはそれだけ多くの人生経験を積んでいることですか
ら、その経験の上に魂が幸いで健康であるならすばらしいことです。しかし、老いに
よって若い頃とは違うことも多々起こります。大切なのは、老いてなお何をするべき
か知っていることです。
2 本日の聖句にある「キリストの平和」こそ、老いた人が率先して身につけ、後の人に
実践を示すべき事柄でしょう。ある本に「平安とは内面的な穏やかさであり、平和と
は外面的な穏やかさである」とありました。つまり、平和とは自分から出て周りの人
に及ぶ安らぎのことなのです。それも「キリストの」平和ということに目を向けまし
ょう。それはキリストが血と汗と犠牲を伴って私たち罪人と和解してくださった平和
を表します(ローマ5:10)。この平和をいただいた者として、キリストの平和を
第一としていくこと、平和を作り出していくことを聖書は勧めているのです。
3 救われて主に愛され、主に祝福されている人。長年の信仰生活を送っている人。キリ
ストの平和を実践しましょう。老いた人は若い人にそのことを示しましょう。若い人
も主にあって祝福されている人の背中を見て、その人々と共にキリストの平和を実践
し、拡大しましょう。それが主にある感謝につながります。この生き方を目ざしてい
こうではありませんか。老いた方々、主にあってどうか長生きをしてください。