1 羊飼いなる主は、あなたを守る神です。ダビデは、なぜどんな時にも主の守りを確信でき
たのでしょうか。①「主の臨在があるから」⇒主が導く義の道とは緑の牧場ばかりではな
く、時に死の陰の谷を通る時もあります。人生には繰り返し順境と逆境の日が巡ってきま
すが、どちらの日にも背後におられる主から目を離さないことが大切です。暗き谷間を通
る時も、あなたの傍らに共に歩んでおられる主の臨在を感じていますか。信じて従うあな
たの生涯に常に伴うのは、主の圧倒的な臨在です。この恵みによって強められましょう。
2 ②「主の御手のわざがあったから」⇒むちと杖はどちらも羊飼いの必須アイテムです。む
ちは羊を打つためでなく、羊に恐れや不安を感じさせる外敵から守るため用いられます。
杖は横道に逸れ、迷いやすい羊を引き戻し、細やかな心遣いで導くために用いられます。
主イエスは、むちを持った力強い羊飼いであると同時に、成長と平安のために細やかな導
きを与えてくれる優しい羊飼いであると知っていますか。このお方が一緒ですから、何も
恐れる必要はありません。今置かれている状況に「主の導きがある!」と信じましょう。
3 4節で特筆すべきは、ダビデが主を「あなた」と呼んでいることです。一層親密になった
関係の変化は、死の陰の谷を通って生まれました。人生の試練もまた、神に近づく恵みの
道となります。共なる主を信頼し、災いを恐れません!と告白しましょう。