1 星空を仰ぎ、みことばに耳を傾けるアブラムに神は再度土地所有の約束を語りました。焦
りのゆえか、約束が本当であることのしるしを求める彼の願いを神は聞き入れてください
ました。この世に数多ある人手によって造られた神を信じることは、実体のない信仰に過
ぎません。しかし、天地万物を創造したまことの神は、あなたと相互信頼関係を結んでく
ださる、生ける神なのです。
2 契約方法は、裂かれた動物の間を通ることでした。それはもし約束を破れば自分が八つ裂
きにされてもよいという代価を伴う、厳粛な契約です。準備を整えた後、深い眠りに落ち
たアブラムに神は数世代後に実現する土地所有計画を示されます。神の計画とは①遠大で
人の思いを越えており、②世界の全ての人を視野に入れています。子孫にまで及ぶ神の計
画の実現を信じて、受け取りましょう。
3 本来双方が通るべき動物の間を通ったのは、神だけでした。つまり、神が一方的に契約を
守り、アブラムの契約破りの代償さえも神が被るというのです。神と人が交わす契約とは
常に一方的な恵みの契約なのです。時を経て、神は全人類との間に恵みの契約を結ばれま
した。神の御子イエス・キリストを信じるならば、誰もが救われ、永遠のいのちを生きる
者となります。あなたの救いはあなたの行いにかかっているのでなく、神の恵みによるも
のであることを感謝し、なお誠実に主を愛する者となりましょう。