1 息子たちの蛮行によって敵意に囲まれる窮地に陥ったヤコブに、神はベテル行きを命じま
した。それには、どんな意味があったのでしょうか。①初心に戻る→最初の神体験をした
場所に戻るとは、信仰生活の初心・原点に戻ることです。神を信じて生きる者も心揺れ動
き、問題に苛まれます。そんな時、戻るべき信仰の原点は、主の十字架です。
2 ②霊的生活の立て直し→神はヤコブ一族に、偶像を全て取り除くことを命じました。ラケ
ルの持ち込んだテラフィムを始め、多くの偶像が入り込んでいたのです。また、復讐の血
で汚れた身をきよめることも命じられました。あなたの霊的生活に、ほころびや乱れは生
じていませんか。日々、主の御前に行って、確かめましょう。主のものとされたあなたに
は、主の守りと祝福が離れることはありません。
3 ③約束の更新→ヤコブがベテルを訪れるのは、いつも逃げている時です。しかし、再びの
神の御声を聴き、彼は自らがヤコブ(押しのける者)でなく、イスラエル(神が戦う者)
だと告白します。自己中心から神中心への転換です。また、彼から一つの国民が出ること
と、約束の地が与えられることが告げられました。アブラハム契約の当事者となったヤコ
ブは祭壇を築き、神との関係を回復します。ヤコブの信仰はベテルに始まり、ベテルに至
るものでした。人生の戦いは続きます。けれども、主イエスがあなたを支えます。イエス
に始まり、イエスに至る。この信仰を、全うしましょう。