1 手紙の最終盤となる15章で、パウロはクリスチャン信仰の核心に触れて語っています。最
も大切なこととして彼が伝えた福音のポイントは、何でしょうか。①主イエスの十字架の
死。②主イエスの葬り。③主イエスの復活。④主イエスと出会った幾多の復活の証人。福
音の内容は、全て主イエスがあなたのためになさったことなのです。
2 では、あなたのなすべきことは何でしょうか。福音を信じることです。パウロが記す復活
の証人のリストには、復活前の主と共に過ごした12弟子もいれば、復活された主と出会っ
て変えられた主の兄弟ヤコブやパウロもいます。たとえ、復活前の主と面識がなくても、
そもそも主に興味がなくても、ずっと主を信じずに遠ざけていても、主に敵対し迫害して
いた者だったとしても、どんな人でもひとたび福音を信じ、心に受け入れるならば必ず救
われます。新しくされます。この喜ばしい福音のメッセージを伝えましょう。
3 コリント人の中には、死者の復活がないと考える者もいました。パウロはその誤りを指摘
し、復活のない信仰の虚しさを語ります。キリスト教信仰—復活=0なのです。初穂とし
て復活された主を信じる者は、終わりの日、血肉のからだが変えられて、新しいからだを
身につけて、神の国を相続するにふさわしい者と変えられます。復活の希望を握りましょ
う。福音は信じるもの、伝えるもの、復活の希望を与えるものです。この最も大切な福音
を堅く信じ、これからも宣べ伝えましょう。