1 多くの淡水魚が生息するゲネサレ湖(ガリラヤ湖)周辺には、漁師を生業とする人々が多
く住んでいました。その生活は厳しく、無学で貧しい人々でもありました。主イエスは仕
事を終えて岸辺にいた、旧知の漁師シモンに舟を出すよう頼みます。主を求めて集まった
群衆に、舟上から語るためです。あなたには、主のみことばへの渇きがありますか。
2 水辺の群衆への話が終わった後、イエスはシモンに湖の深みに漕ぎ出して魚を捕るように
勧めます。それはプロの漁師である彼の経験則に反する時間帯、方法でしたが、あえて主
のみことばの通りにしてみると、舟が沈むほどの驚くべき大漁の奇跡を経験したのです。
3 主は、あなたにも深みに漕ぎ出すことを求めておられます。①みことばの深みへ漕ぎ出す
→服従し難いみことばに従った時、シモンは祝福を経験しました。「お言葉ですが」と断
るのでなく、「お言葉ですから」と従ってみませんか。必ず、新しい祝福の世界が開けま
す。②信仰の深みへ漕ぎ出す→大漁の奇跡を経験したシモンは、イエスを「主」と呼び、
ひれ伏しました。主なくば罪の状態にある自分だと気付いたのです。造り主なる神と共に
生きる幸いを得ていますか。③信頼の深みへ漕ぎ出す→シモンは主に従い、与えられた新
しい使命に生きる人になりました。考え得る不安要素も含めて全てを主に委ね、信頼した
からです。魚で一杯の網のごとく、主に信頼して生きる者への祝福は常に豊かです。あな
たも、恵みの大海原に漕ぎ出しましょう。