1 聖書のエッセンスを凝縮したヨハネ3:16は、神の愛の対象とは「世」であると教えていま
す。「世」という語からは、①広さが連想されます。神の愛の対象となるのは世界の一部
の人ではなく、全てです。②移ろいやすさが連想されます。栄枯盛衰と言われるように、
この世のものは常ならず移ろい、最後には滅びに向かっているのです。
2 滅びの要因は、人間の「罪」です。命の源である創造主を忘れ、自分勝手に歩む的外れな
生き方の行き着く先は、「死」という名の恐怖と悲しみに満ちた終着点です。あなたはど
こに向かっていますか。
3 しかし驚くべきことに、神の愛は滅びに向かう「世」に注がれているのです。3:16後半は
神の愛の目的も示します。それは滅びに向かう全ての人々を救い、永遠の命(神に属する
命)を与えるためです。十字架と復活の主を信じた人は、既に永遠の命に生きています。
将来の約束手形ではなく、今この時にも豊かにあなたを満たす恵みです。この恵みを受け
るために必要な条件は「信じる」ことです。具体的には、①救いを信じる信仰→あなたは
自分の救いを確信していますか。②導きを信じる信仰→復活の主が、今日もあなたに伴っ
ておられると信じていますか。この信仰が、未来の希望を先取りさせます。③変化を信じ
る信仰→日々、キリストに似た者へと変えられることを信じ、祈り求めていますか。あな
たの人生の真中に立ち、今日もまことの信仰へと導く復活の主をたたえましょう。