1 時の領主ヘロデ・アンティパスの不興を買い、投獄されたバプテスマのヨハネは、弟子を
通じてイエスに問いかけます。その問いから、彼の信仰の揺らぎが見えてきます。
2 ヨハネに対する主の答えから、信仰が揺らぐ時にどうすればよいかを教えられます。①事
実に目を留める→主は実際に起きた奇跡によってご自分が神の御子、救い主と示しておら
れました。信仰の揺らぎを感じる時、信じるあなたの人生に主が何がなさったかを思い起
こしましょう。②神のことばを聴く→主が伝えたのは旧約の預言の成就であり、六つの事
柄に勝利を収めたことから来る励ましでした。みことばこそが、弱ったあなたを再度立ち
上がらせる神の力です。
3 ヨハネの弟子が去った後、イエスは群衆にバプテスマのヨハネの偉大さを教え、賞賛しま
した。主は、隠れた苦労、誰にも知られなかった親切、よい行い、誠実さ、ささげた祈り
などを見て、ほめてくださるお方なのです。主は、どのようにほめてくださるのでしょう
か。①客観的→聖書のことばを鏡とした客観的評価をなさいます。②主観的→唯一無二の
預言者とほめちぎる主観的評価が、ヨハネに大きな勇気を与えたはずです。③努力をほめ
る→主は、彼の労苦の人生のプロセスに注目されました。あなたにも同じ視線を注いでお
られます。あなたが神の御旨にかなう生き方をしたいと願い、わずかずつでも従って行く
その先に、労苦の人生をねぎらう主のおことばが待っているのです。