1 「四つの種のたとえ」は、パレスチナの日常的な種蒔きの様子を用いた話でしたが、その意
味を悟った人は少なかったようです。弟子たちが意味を悟りたいと主に近づいたことに注
目し、あなたもそうしましょう。
2 「種」とは、みことば。「種を蒔く人」はイエス。「四つの土地」はみことばを聞く人の
心の状態・反応を指しています。「道端」とは、固く閉じられた心のことです。「岩の上」と
は、聞いても深めようとしない心のことです。「茨の中」とは、世的な関心が強すぎて霊的
な実を結べない心のことです。「よい地」とは、みことばに正しい反応を重ねて実を結ぶ心
のことです。主イエスがあなたに豊かな結実を与えようとなさることを覚え、心を柔らか
くし、根を張り広げ、成長の妨げとなる茨を捨てて、みことばを受け入れましょう。
3 あなたが神のみことばに接する一つ一つの機会が、とても重要な意味を持っています。主
に「わたしの母、わたしの兄弟たち」と言われたのは肉の家族ではなく、「神のことばを
聞いて行う人たち」でした。血縁や人種や言語による結びつきではありません。みことば
に真剣に耳を傾け、行なおうとする人こそ、地上の家族に勝るイエスとの深い結びつきを
持ち、深い一致に生きる人となるのです。十字架の赦しをいただいて、この恵みに満ちた
主の家族の一員とされていることを心から感謝しましょう。そして、みことばから神の御
心を悟り、行ない、従う者となろうではありませんか。