1 8章後半には、四つの奇跡が記されます。最初の奇跡はイエス一行が、舟でガリラヤ湖の対
岸へ漕ぎ出したことから始ります。順調だった舟旅は、巻き起こった突風により一変しまし
た。突然の命の危機に晒された弟子たちは、すっかり狼狽したのです。人生に突然巻き起こ
る試練や困難について、あなたはどのように捉えていますか。
2 弟子たちは、本来立つべき信仰を見失いました。①父なる神に対する信仰→イスラエルの
民は、彼らをいつでも心にかけ、守る神への信仰を受け継いできました。それは、イエス
やダビデに体現される平安を伴う信仰です。あなたの日々には、父なる神の守りの御手が
伸べられており、離れることは決してありません。心から信じて受け取り、平安に満たさ
れましょう。②イエスに対する信仰→風と波を一言で静める姿は、主が「まことの人」で
あると共に「まことの神」であると示します。主には、大自然をも支配する権威と力があ
るのです。
3 あなたは、イエスをどういうお方と見ていますか。正しく「まことの人」であると同時に
「まことの神」であると信じていますか。人には制御不能の大自然をも治める力と権威を
お持ちの主が、あなたの人生の舟に共におられます。たとえ、人生の嵐に翻弄されたとし
ても、そこに全能の主が共におられると思い起こしましょう。主にとことん信頼して、委
ねるべきを委ね、任せるべきを任せ、手放すべきを手放してみませんか。必ず、凪(主の
平安)がやって来ます。