1 主イエスが、これからご自身の辿る道について語られてから八日後。三人の弟子を伴って
祈るために山に登ります。すると、その山上で突如主の姿が変わって光り輝く姿となり、
モーセ、エリヤと語らう光景を弟子は目撃したのです。この出来事は、神の栄光に輝くイ
エスこそ、旧約聖書が指し示してきた、まことの救い主であると教えています。
2 この出来事から何を教えられるでしょうか。①天国の希望が示されている→モーセとエリ
ヤは旧約聖書を代表する信仰者ですが、既にこの世を去っていました。その彼らが主と語
らう様子に、信じる者に与えられる天国の希望が垣間見えます。やがて、主と顔を合わせ
て語らう恵みがあると信じていますか。②主イエスこそ神の救いの計画の成就としてこの
世に来られた、唯一の救い主→神の臨在の象徴である雲の中から聞こえてきたのは、「彼
の言うことを聞きなさい」と勧める父なる神の声でした。主のみことばこそ、あなたを導
く確かな人生の指針です。誰の声を聞き、誰の声に従っていますか。人生に本当の平安と
祝福をもたらす主の御声に聞き従いましょう。
3 弟子たちが気づいた時、モーセとエリヤの姿はなく、雲も消えていました。ただイエスお
一人が彼らと共におられ、その恵みは下山後も変わることがなかったのです。礼拝という
恵みの場所から再び世に遣わされるあなたにも、主は共におられます。神の栄光を輝かせ
てくださる主にどんな時も信頼し、期待しましょう。