1 イエスは新たに70人の弟子にご自身の権能を授け、各地へ遣わしました。派遣に際し、ま
ず主が求めたのは祈りです。主の目にはこの世界には実りが多い、すなわち宣教の働きは
多くの実を結ぶと映っていました。あなたも同様に見ていますか。その上で、収穫のため
の働き人が与えられるよう祈っていますか。あなた自身もお役に立ちたいですか。
2 派遣に際しての心得を弟子たちに説いた主は、彼らが福音を伝えた時に二つの反応がある
と教えました。①受け入れる反応→受け入れる時、神の平和がその人に留まります。②受
け入れない反応→主はガリラヤ地方の町の名をあげ、厳しい裁きを宣告します。福音を拒
むことには、それほどの不利益が伴うのです。キリストの福音とは、それを受け入れる者
にとっての恵みであって、拒む者には与えられないものなのです。固く拳を握って受け取
ろうとしない人も心砕かれ、恵みを味わう日が来るよう、日々とりなして祈りましょう。
3 悪霊さえも服従させる主の御名の力を味わった70人は、戻って来てその成果を喜びつつ
報告します。しかし、そこには成果主義の罠が潜んでいました。うまくいった時には高ぶ
って誇り、うまくいかなかった時には自己卑下して、喜びを失いかねない罠です。喜びの
土台を「自分の名が天に書き記されていること」に置くようにと教える、主の御声に聴き
ましょう。日々この喜びに満たされ、この喜びに押し出され、主のために働くあなたとな
りましょう。