明石聖会2聖霊によるビフォー・アフター 使徒の働き1:8 片平勝師

●序論

 クリスチャンにとってあたりまえでいてとても大切なこと。それは、イエスさまがわたした

 ちに約束してくださったことがあるということです。

  ヨハネ14:16 

   わたしは父にお願いしよう。そうすれば、父は別に助け主を送って、いつまでもあなた

   がたと共におらせて下さるであろう。それは真理の御霊である。この世はそれを見よう

   ともせず、知ろうともしないので、それを受けることができない。あなたがたはそれを

   知っている。なぜなら、それはあなたがたと共におり、またあなたがたのうちにいるか

   らである。

 ああ、聖霊さまだったんだ。どんな時もわたしと共にいてくださって、どんな残念に思える

 ような中にも「うれしすぎる」喜びをくださっている、そう気づくのです。 

 そして今日、わたしたちにさらに一歩進んで受け取ることのできる、イエスさまがお話くだ

 さった「父の約束」されたものをここで示してくださっているのです。

  1:4 ・・・「エルサレムから離れないで、かねてわたしから聞いていた父の約束を待ってい

     るがよい。

1:5 すなわち、ヨハネは水でバプテスマを授けたが、あなたがたは間もなく聖霊によっ

     て、バプテスマを授けられるであろう」。

 

 「聖霊によるビフォー・アフター」

  そこで期待するのは、前の状態よりも、良くなった状態がつくりあげられるということ。

  そしてもう一つ、それを見た人経験できる人は、神さま由来のうれしさを経験するという

  ことです。

  

●本論

 Ⅰ.歴史:今もキリストは生きていると証しできる

  十字架の出来事は歴史的な事実、復活の出来事も、聖書にしるされた弟子たちの証言など

  から伝え聞いている。ただ、そのどれも過去の歴史物語のひとつとして捉えられるだけで

  終わってしまう。  

  しかし、聖霊が注がれるとき、それは過去に過ぎ去った物語ではなくなったのです。

  イエス・キリストの十字架と復活を通して、神さまの愛が示され、罪の赦しと救いのわざ

  が一人一人の人生に及ぶ。こうして聖霊が、このイエス・キリストの福音の物語は、過ぎ

  去った出来事ではなく、今もわたしを救う力ある物語と示されるのです。

  

  ペンテコステの日、あのイエスが、噂によるとよみがえって弟子たちの間に現れていると

  いう風であるけれども、どちらにしても過去のことで自分たちと関係ない…、あのエルサ

  レムで、そう捉らえていた人も多かったと思います。

  これは今、あなたに関わる、あなたの物語であると。

 

   使徒2:36-37

    だから、イスラエルの全家は、この事をしかと知っておくがよい。あなたがたが十字

    架につけたこのイエスを、神は、主またキリストとしてお立てになったのである」。

  人々はこれを聞いて、強く心を刺され、ペテロやほかの使徒たちに、「兄弟たちよ、

    わたしたちは、どうしたらよいのでしょうか」と言った。

  

  このメッセージは、わたしたちが手にしているこの聖書を通してわたしたちにも「今のわ

  たしたちの心を強く刺す言葉として、生き生きと語りつづけられているのです。

 

Ⅱ.教会:はじまりは聖霊のバプテスマです

  信徒の集いに、ある日聖霊が注がれ、彼らが聖霊に満たされて異言で祈り始めた。その体

  験をした人々が、大胆にキリストをあかしするようになたっとき、この出来事こそ、教会

  の誕生日だと言われるようになったのです。

  2:1-4

     五旬節の日がきて、みんなの者が一緒に集まっていると、突然、激しい風が吹いてきた

    ような音が天から起ってきて、一同がすわっていた家いっぱいに響きわたった。ま

    た、舌のようなものが、炎のように分れて現れ、ひとりびとりの上にとどまった。す

    ると、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、いろいろの他国の言葉で語り

    出した。

 

  聖書によると、聖霊に満たされた、聖霊のバプテスマを受けた信徒たちがそこに生み出さ

  れたということです。これこそキリスト教会の誕生と言われるゆえんであるのです。

   

Ⅲ.個人:救いに始まり証し人にしてくださる

  聖霊によらなければ…と聖書ははっきりとこう言います。

  また、聖霊によらなければ、だれも「イエスは主である」と言うことができない。(1コ

  リント12:3)

  ここでは、そのすばらしい救いの上で、神さまはわたしたちにご自身のご計画と祝福を注

  がれる出来事、それこそ聖霊の満たしであったことがわかります。

  イエスさまがご自分の弟子たちと後に続く信徒たちにゆだねた使命。それは福音宣教であ

  ることは、わたしたちもよく知るところです。

   マルコ16:5 

     そして彼らに言われた、「全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣

     べ伝えよ。

 

 その使命を果たすための力こそ、聖霊の満たしです。

   ルカ24:49

     見よ、わたしの父が約束されたものを、あなたがたに贈る。だから、上から力を授

     けられるまでは、あなたがたは都にとどまっていなさい」。

  

 それは今日のわたしたちにも必要な力です。それは、内からあふれる霊的な力です。

 力というと「力づく」というイメージを持ちますが、神を愛し人を愛する力です。人を赦し

 人をとりなす力です。人を癒し、慰める力となります。そして何より、確信をもってキリス

 トの福音を伝え、人を救いに導く神さまの力なのです。

 

 わたしが聖霊に満たされての最初の典型的なビフォー・アフターを申し上げましょう。

 それは、わたしの中に、神さまの喜びが満ちあふれてきたことです。

 うれしくてうれしくてしょうがないのです。救われたときの喜びが、さらにこんなに素晴ら

 しいことだったのか…と、わかる喜び。

 聖霊さまががいっぱいに自分の中にあふれていることが、実感となってくる喜び。

 出会う人、出会う人を心から祝福したくなる喜び。その日、誰かと会えたことで、思わず

 「ハレルヤ!」とうれしくなる喜びが内に満ちあふれて来るのです。

 周囲は何も変わってはいません。でもわたしは変えられたのです。わたしは満たされ、わた

 しは変えられた、「うれしすぎる経験」です。

   

●さいごに)

 この聖霊のバプテスマの喜びは、そこがゴールではありません。

 これは、神さまが与えて下さっている、イエス・キリストを、福音を、証しするための祝福

 された力であることを決して忘れてはない、これは大切なことですね。

 

 どこに行っても、どんな場所でも、どんな人との出会いの中でも、わたしはイエスさまの証

 人となることができる、そんな力がこの聖霊の満たしにあふれています。

 毎日のどんなところでも、聖霊さまが共にいてくださって、良い出会いを与え、気づきを与

 えて下さいます。わたしたちがだれかの慰めとなり、励ましとなり、また救いのきっかけに

 なるように導いてくださるでしょう。

 祈りを必要としている人に、心から聖霊によって祈る者とされていくでしょう。

   

 ビフォー。かつて力がなく、あっても自分の力押しでしかなかった祈りが、聖霊に満たされ

 聖霊のお働きを豊かに経験する祈りと生活へと変えられるのです。これがアフターです。

 これほど素晴らしい祝福はありません。この聖霊の満たしをぜひ求めてまいりましょう。

 

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第二礼拝では、内川主任牧師より聖書のメッセージが語られています。