1 イエスのことばは、間近に迫るエルサレムの滅び(紀元70年)と遠い先の世の終わりを見
据えながら語られています。戦火を避けて城壁のある町に避難するのは常識でしたが、主
は山へ逃げよと勧めます。それはエルサレムが神の裁きを受け、滅びることをご存知だっ
たからです。最後の審判に先立つこの出来事に学び、十字架の前に行き、悔い改めるべき
を悔い改め、赦しと解放を得ましょう。
2 更にイエスは世の終わりのしるしについて語り、天の万象が揺り動かされるほどの天変地
異が起こると知らせました。また、これまで確実だったものが変わることにより、人々が
大きな不安を抱くようになるとも告げています。しかし、その不安の真っ只中に再臨の主
が来られるのです。雲に乗って来られる主の栄光の輝きを、世界の全ての人が仰ぐその日
は、どんなに素晴らしい日となるでしょうか。
3 最後の日に向かって、クリスチャンはどのように歩んだらよいでしょうか。不安に押し潰
され皆が俯く中にあって、「からだをまっすぐにし、頭を上に上げ」て歩むのです。主を
信じる者は、世の終わりの前兆を見てただ暗い未来を予測するのでなく、世界の贖いが近
づいたと知っているからです。失望や恐れ、不安に取り囲まれる時、顔を上げて生きる人
となりませんか。そこにはあなたの命の創造者が、愛の神が、贖い主がおられます。この
お方のくださる恵みによって強くされ、日々これ勝利の生活を歩みましょう。