1 いちじくの枝が柔らかくなり、葉も出始める様子を見て、イスラエルの人々は夏の到来が
近いと悟りました。イエスは同様に、世の終わりの前兆を見たら神の国は近いと悟るよう
に勧めています。決して滅びない真実な神みことばを信じて、今の時を見定めましょう。
2 続いてイエスは、再臨の約束に対して心を鈍くさせるものがあると教え、警告しました。
①放蕩→「放蕩息子(ルカ15章)」の愚かさは神を忘れ、世の祝福を求める思いだけにな
っていたことにあります。世的祝福にのみ、関心を奪われていませんか。②深酒→アルコ
ール依存症者が度を越した飲酒をするのは、自分を麻痺させたいからです。問題や悩みか
ら逃避するため、世の楽しみに限度を超えて浸かるのは深酒と同じ構造です。③この世の
患い→生きている限り、悩み患いは付き物です。しかし、それらにあまりにも心が集中す
ると、この世は一時的でみことばだけが永遠に残ることを忘れてしまいます。今、あなた
の心を神から引き離し、鈍くさせているものはありませんか。
3 心が鈍くなって終末のしるしを読み取れず、主の日が突然罠のように臨むことにならない
よう、イエスは何が必要かを教えてくださいました。それは、祈りです。みことばを通し
て神に聴き、祈りを通して神に申し上げる、双方向のコミュニケーションを保っています
か。終わりに向かう今こそ、油断せずに祈りの生活を確立しましょう。それが主の再臨の
日に対する、最大にして最良の備えなのです。