1 過越祭の喧騒の中、祭司長たちは人目に付かずにイエスを捕縛し、殺せる方法を模索して
いました。そんな折、密かに師への裏切りを決意する弟子のユダが現れ、両者は結託して
謀略を企んだのです。
2 ユダはなぜ裏切ろうとしたのでしょうか。①金銭に対する欲→12弟子の財布を管理しつつ
盗んでいた彼は、金銭欲に囚われていました。②イエスへの失望→ローマからの解放を導
く新しい王ではないらしいと気づき、失望したのです。③サタンの介入→神に従うことを
せず、またサタンに立ち向かわなかったユダはサタンに捕らえられてしまいました。暗闇
の中で企む律法学者やユダに共通するのは、「二面性」です。他人に見せない顔を持ち、不
真実な生き方をしていたのです。あなたは、神や人の前で隠れた顔を持っていませんか。
もしあるなら悔い改め、不真実な生き方をしてしまう者の罪のために十字架で死なれた主
イエスを仰ぎ見、赦しと救いを得ましょう。
3 謀略渦巻く中でイエスがなさったのは、過越の食事の準備でした。どんな状況にあっても
主権をもって臨み、導いているのは 主イエスなのです。そして、主の指示に従った弟子た
ちは「イエスの言われたとおりに」全てが整った場所へ導かれたのです。①みことばを信
じて従うなら、必ずその通りになります。②あなたがイエスと共に生きるなら、必要の全
ては備えられます。この恵みを信じ、安心しながら歩んでいますか。